デートといったら待ち合わせ

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あくる日の朝…というよりは太陽も昇る前の、まだ外は薄暗い4時頃に、いきなり電話が鳴り出した。 白石に登録されたアニソンが高らかに鳴り響く。 この朝っぱらから、曖昧何センチだろうが知ったこっちゃないんだ!第一声には文句しか出ないぞコノヤロ! 「誰だ…!?こんな時間に!」 「おはようございま~す♪ ハルさんの永遠のアイドル兼、なれと言われればメイドさんにだって大変身!貴方にご奉仕いたしますな白石 雪で~す♪」 「朝から姦しい…」 「え!?もう朝なんですか? 今までネトゲやってたので、まだ11時ぐらいかと思ってました。」 つまり俺と白石との体感時間誤差は、約5時間。 これだけあったら…何が出来るだろう…。 とりあえずそんな事は、じいさんになってから考える事にして、白石から本題を聞き出す。 「で?なんの用だコラ!!」 「今アンパ○マンやってますよ!ヤバイです! お腹すかせた人のために自分を食べさせる…。 うわ!なんかニュアンスだけだとエロいです! なおかつこの自己犠牲心は…」 ガチャ 俺は、再び布団に包まって寝入った。
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