君に贈る歌

６．試験

世の中は試験だらけだね。

小学校の時から試験試験試験試験。

全くイヤになる。

やらせられてると思うから。

やらなくちゃいけない事だと思うから。

ちょっと待ってよ。

やらなきゃいけないのは、人に認めて欲しいから？

何かの保証が欲しいから？

大学に入ること、様々な試験に合格することは本当に幸せになる保証になるのかな？

いい学歴を持っていれば幸せなのかな？

確かにそれは、幸せの近道になることもあるかも知れないね。

でもね、よく考えて？

試験は何度でもやり直しがきくんだよ？

挑戦したければ、何度だって受け直せるんだ。

試験はね、自分が評価される為にあるんじゃないと思わない？

自分で自分の予定を作るためにあるんだよ。

受かるためにここまで勉強しよう。

落ちたら……また次に頑張ればいい。

頑張れる自分を作るほうが、大事な事だから。

試験合格の結果は頑張れた自分へのご褒美なんだ。

頑張っても結果が悪くて挫折したら、そこから立ち直ったときに強さっていうご褒美がもらえるよ。

でも手を抜いたら、なんにも貰えない。

だから、試験の結果より、「がんばる事」が大事なんだよ。