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トーシンの家に帰った一同、セサミスはまだ姫を起こすのにためらって居た。
「早く起こして来なさいよ、何いつまでもボサッとしてんの!!」
ディナダンに背中を押され、部屋から追い出されそうになるのを必死に踏張って拒否するセサミスに皆が溜息。
「セサミス様、良いから早く姫様を起こしてらっしゃいな…姫様に早くタダイマって言いたくありませんの?」
「そ、そんな事言われてもだなジズ、久しぶりに見た姫に緊張して…私は駄目なんだよ、こんな事は」
セサミスは真っ赤な顔で涙目になりながらディナダンを振り払った。
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