693人が本棚に入れています
本棚に追加
久しぶりに会った…
と言うより、見た姫は…
想像して居たよりずっと綺麗で、思ったより緊張してしまうのか?
セサミスは部屋に近付く度に顔を赤くし、仕舞いには鼻血を垂らした。
「…っ、鼻血が…」
鼻血を拭い、深呼吸。
待ちに待った瞬間、この日を夢見て居たんじゃなかったのか?
何を今さら怖じ気付いて居るんだ…
自分に言い聞かせ、姫の部屋の扉をノックした。
「姫、入りますよ」
返事を待たずに部屋に入る、待っても姫は眠って居るのだから返事など返って来ないだろう。
最初のコメントを投稿しよう!