ミチシルベ~序章~

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「はーい!席につけぇ!抜き打ちテストやるぞー」 2時間目の国語の安達(アンダチ)先生が嬉しそうに叫ぶ。 生徒は口をそろえてブーイング。 「お前ら今年受験なんだぞー。今日はセンター試験の小問だ。」 紙が配られる。生徒は嫌々後ろにまわす。 「はじめ!」 現代文の文章問題のようだ。文章が長い上に、問題は3問。 読む気がしない…。 「制限時間は~…10時36分まで!15分で解けよー。」 時計を確認する。 10:21。 …10:21!? 俺は昨日のゲームの内容を思い出していた。  
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