17人が本棚に入れています
本棚に追加
オフィスで忙しく仕事をしていると
悪友の美奈子からのTEL
どうしょうか…
と思いつつTELを取る
華やかな声が耳を抜ける
「早紀元気してる?」
「どうしたの?久しぶりじゃない」
「ごめんなさい色々忙しくて…久しぶり!あのね急な話で申し訳ないんだけどお願いがあるの」
ほぅらね
やっぱり美奈子はいつもお願いの時しかTELしてこない…
「お願いを聞き入れられるか分からないけど、何?」
「あのね今日花見に行かない?合コンも兼ねた花見だったんだけど一人来れなくなって…
どうしても早紀にきてもらいたくて。ダメかな?ねっ!!お願い!困ってるの」
美奈子は一度言い出すと、うん。と言うまでTELを切らない~
仕事溜まってるしな…
「分かったわなるべくいけるようにするわ」
はぁ~美奈子相変わらずよね急な誘い…
窓の外に目を向けると暖かな春の日差しが広がってる
まぁいいっか
お花見久しぶりだし!
少し気分も軽く仕事に取りかかる。
約束の時間駅の階段を駆け下り待ち合わせの場所へと急ぐ。
たくさんの人ごみの中美奈子を見つけると
知らない女の子と男の人。
少し足が止まり躊躇した…
私苦手なのよね~こういうの。
でも仕方無いわ
少し自分に気合いを入れて駆け寄った。
「ごめんなさい。少し仕事がおして遅れてしまったわ」
「いいのよ。こっちが無理にお願いしたんだから」
美奈子の華やかな声が踊る
それぞれ自己紹介を済まし
桜のトンネルへと歩んでいく。
最初のコメントを投稿しよう!