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二人は歩きながら公園に向かった 公園につくと子ども達の遊ぶ声が響いていた 「なんだか懐かしい感じがするわ。ここの公園初めてなのに」 「そうですね公園って昔から変わらない空気がありますね」 キィコキィコ… ブランコの音もする… 公園を歩いて行くと パッと黄色く弾けた様な光が目に入った 「わぁ きれい」 「良かった!早紀さん気に入ってくれたみたいで」 慎二は荷物を降ろしカメラの準備を始めた 「へ~こんな花だったんだ」 黄色く連なった花を手に取ると ふわっと 甘酸っぱい柑橘系の香りが広がった… 「ん~いい香り爽やかな香りなのね」 「でしょ?今日は天気も良くて空も青くていい感じの写真が撮れそうです」 カメラを構えながら移動しながらいいアングルを探しているみたいだった 「あっ早紀さんこちらに来てもらえますか?」 慎二の側に行くと 青い空に黄色のミモザが光を受けて輝いている 「わぁ~ほんと!素敵なコントラスト!元気になるのってわかるわ~光が弾けて青に浮かんで綺麗」 「でしょう早紀さんにこれを見せたかったんです。少し写真を撮ります。しばらく集中してしまうので周りが目に入らなくなると思います。ごめんなさい。」 「いいのよ好きなだけ撮って下さい。私は一人を楽しめる人ですから」 「ありがとう!」 カシャカシャ… 真剣な眼差しで写真を撮る ミモザも空も綺麗だけれど 彼の姿もきれいだった 日差しめ暖かくなんだか心地いい…
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