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そうやって学校で友達と過ごしたり 毎日遊んだりして 複雑な気分を紛らわしているうちにおとうさんが帰って来る日になった。
わたし達はお礼を言って おばあちゃんは大阪に帰っていった。
おとうさんは帰ってくるのが遅いから 幼なじみの家に夜中までお世話になることが多くなった。
「アユミちゃん 泊まっていけばいいのに!」
幼なじみの家に行く度におばさんにいつも言われる。
「いや…大丈夫です!」
幼なじみの家は3人兄弟で家族もみんな仲がいい。 わたしもみんなと仲がよかったし おばさんも可愛がってくれた。毎日兄弟で喧嘩が耐えなくて 騒がしい部屋。
…私はその部屋でみんなと騒いでも自分が1人な気がして、 楽しいはずなのに虚しさが増した。
だから泊まることを毎日断った。
みんなが寝静まった後に私はこっそり家に帰る。
私はその帰り道が大嫌いだった。
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