-友達-

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学校では相変わらずハルナにべったりの私に 女の子グループの1人が輪を抜けて、いきなり私に声をかけてきた。 「アユ、遊ぼーよ!今トランプやってるんよー。大富豪!」 「ん?いいよー」 半ば強引に引っ張られつつ、珍しくハルナの席には寄らず 久しぶりに女の子グループの輪に入った。 「ほら!アユ連れてきたよー!」 「あっアユー!トランプやんの久しぶりじゃね?」 「なんで最近うちらんとこ来ないん?」 「寂しいんだけどー!もっと遊ぼよー」 グループ的な賑やかな会話が繰り広げられる。 「てかさぁ…最近アユってハルナ達と一緒にいるじゃん?」 「うん、ハルナと遊ぶよー」 「ハルナやめてうちらんとこ来なよー!てかみんなでその話してて今アユの事連れて来たんよねっ」 「…えっ… あぁー うん… あっ、ハルナもいれちゃ駄目なん?」 なんとなく言われる事も、自分達の知らない所で何を言われているかもわかっていたけど条件反射的に聞いてしまった。 「え?! 無理無理!ハルナ付き合い悪いし!合わない合わない!感じ悪いし 苦手ー! ねー!」 「そうそう。まじ一匹狼!!」 「アユこっち来なよ!」 女子にはありがちな、恒例のグループ戦争が始まってしまった…。
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