判決

7/11
前へ
/199ページ
次へ
この仕事して約4年。だいぶ慣れてきて、色んな事を経験してきた。 初めは分からない事ばかりだったが、先輩警官の陣内 仁志(じんない ひとし)さんに厳しい指導によって、健一郎は立派に成長しつつあった。 仕事の中では道を聞かれたり、落とし物を預かったり、平凡な日々が続いた。だが、町の人々の笑顔を見るだけで幸せだった。 そんな幸せで大きな事件が起きないこの町に慣れ親しんできた頃、健一郎は警察官として絶対にやってはいけない事をしてしまった。
/199ページ

最初のコメントを投稿しよう!

719人が本棚に入れています
本棚に追加