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しかし遠くからでは、そのバッチが何なのかは分からない。
この男がZなのかすら、目の前にしても確信が持てなかった。すると、その男が言った。
「ご苦労だった。お前たちは下がっていろ」
その言葉を聞いて2人の迷彩男は健一郎と陣内を部屋に残し外に出て行った。
扉が閉まると外の光が遮られた所為か、さらに部屋は薄暗くなりモニターの映像がよりはっきり見えた。
しかしどれがどの場所を映し出しているのかまでは、数が多すぎて分からなかった。
それから沈黙した空気がしばらくの間続いていたが、ようやくZらしき男が口を開いた。
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