最期の機会

10/23
前へ
/199ページ
次へ
それを見て鬼粋は再び笑みを見せた。 「その通りさ、君の考えている通りあいつが言った事はただの思いこみだよ」 「……じゃあ何でこんなゲーム、いや、こんな死刑の仕方をしたんだ」 すると鬼粋の表情が笑みから真剣な顔つきに変わり、健一郎を睨みつけた。 「分かった。約束した通り話そう、この死刑執行所の意味を。そして君の運命をね」 それから鬼粋は真実を語り始めた。
/199ページ

最初のコメントを投稿しよう!

719人が本棚に入れています
本棚に追加