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「囚人D!こっちに来い!」
悪魔のような声がコンクリートで囲まれた部屋中に響き渡った。
健一郎はゆっくり立ち上がり、開いた扉に向かった歩きだそうとした。
「うっ!」
健一郎は右足を怪我していた事を忘れていて、歩き出す時に右足に体重をかけてしまい、あまりの痛さに顔から転んでしまった。
健一郎の体力はすでに限界を超えていた。歩くのさえままならなかったのだ。
「早くしろ!殺されたいのか!」
再び悪魔のような声が部屋中に響き渡った。
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