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「……う…………っ」 健一郎は壁に寄りかかりながらも、残っている力を振り絞り立ち上がった。そして、右足を引きずりながら部屋の外へ出た。 部屋の外は見慣れた廊下が続いていて、至る所に血痕が残っていた。 「ほら!もたもたするな!こっちへ来い!」 健一郎は目の前にいた警察官に腕を掴まれ、両手な手錠を掛けられた。そして、背中を押されながら薄暗い廊下を歩いてく。
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