13人が本棚に入れています
本棚に追加
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
でも…
嬉しい。
俺は血の海に入れた手を口元に運んだ。誰にも気づかないように血を唇の端につけ、小さな舌でペロリとその血を舐めた。
血は海の味がすると言ったのは誰だろう。
血は鉄の味がすると言ったのは誰だろう。
小さい俺はそう思った。
血は…
なんだか…
魂の
味がする…
最初のコメントを投稿しよう!