死闘の五分間
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何時もと変わらぬ帰路をたどり家へと向かう。 触れ合う自分の足と足が、 何だかじっとりとしていて それだけで歩くのが嫌になった。 ──帰ればクーラーの効いた涼しい部屋がある。 私はそれだけを胸に、 面白みの無い何時もの道を、少しだけ早足で歩いた。
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