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今は、冬…
今日も朝から冷たい雪が降っていた…。
鬼の副長と恐れられる、真選組 土方 十四郎は、かぶき町内の見回りをしていた。
「副長ぉ!!」
こちらに向かって走って来ているのは、土方と同じ、真選組 山崎 退。
「お山崎、どうした?」
「万事屋の旦那からの伝言で、『いつもの場所で待ってっぞ』だそうです。」
「あぁ、分かった…」
俺と万事屋の間には、1つの繋がりがあった…
俺は何時でも、その繋がりを消す事が出来たのに……
俺自身が、そうはさせなかった…
それが後ほど、辛いものになるとは、思っていなかった……
「山崎…俺ぁちょっくら、行ってくる。」
「分かりました。それじゃぁ、俺はこの辺で…」
「あぁ…わざわざ、すまなかった」
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