冬休み

3/10
前へ
/640ページ
次へ
マユは、毎日、高校生には到底似合わない魚の匂いを漂わせながら家に帰っていた。 体に染み付いた魚の匂いは、そう簡単には消えてくれない。 マユは、バイトが終わるたびに魚の匂いを恨んだのだった。
/640ページ

最初のコメントを投稿しよう!

277人が本棚に入れています
本棚に追加