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『確かに、最近の俺はダメだよな。バイトもしないで、高校出たのに親の金で生活してさ。マユに胸張って言った事、何もしてないよな。』
マユは、何も言わずに涼太を見つめた。
『いつかは、今みたいなマユ中心の世界から抜け出さないといけないってわかってるんだ。でも、今の生活が楽だから、中々抜け出せない。マユに胸を張れる俺は、今はいないよな。』
涼太はため息をついた。
『俺、何やってんだろ……。情けねぇ…』
涼太は、そう言うと、頭を抱え、下を向いた。
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