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ポタン………ポタン………
薄暗く、湿った小さな牢獄 傷だらけのぼろぼろになった一人の人間が目を覚ました。両手を壁につながれ、両足には鎖、重りが付けられている………
『………ッ!?』
(ふと全身に痛みが走った………あぁ………私はまた意識を失っていたのだ………拷問に耐えきれなかった……… 血を流しすぎたのかめまいさえする……… だが、私は死なぬ……あいつをこの手で殺すまでは絶対にッ!!
人であることを捨ててでも殺してやるッ!!!)
焦点のあわない瞳に殺意を込め誰も居ない場所を睨み付けていた。
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