死線

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     義父はきっと喜んでくれているだろう。        首が飛んだ。足を矢に打たれ、怯んだところを剣で刎ねられた。    彼は首を失くした! だが、それにも関わらず、ほんの一、二秒間だけ、その動きを止めず、敵兵の一人を切り刻み、殺した。    間もなくして、首なしの男は三本の槍で突き刺された。    また一人、地面に屍が横たわった……       終
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