出会い

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やっと今日の分は終わった。 彼女の所へ行こうか、迷ったが 結果的に行く事にした。 …窓が、開いてる? 昼間来た時には、きっちりと 閉めてあったのだが… 出る時に閉め忘れたのか? そんなはずはないのだけど… ゆっくり近付いて窓から覗いてみた。 彼女はベッドに膝まで布団をかぶり 座っていた。 そして、 こちらに気付いたのか 目があった。 彼女は驚きもしないで、 僕に笑いながら手をふった。 僕はおもわず ふりかえしてしまった。 そしたら 彼女はくすっと笑って 僕を手招きした。 呼んでいるのだ。 僕は迷ったが、 彼女の所まで歩いて行った。 隣りにつくと、 いつの間に用意したのか 椅子があった。 「座って?」 彼女は言う。 一度は断ったものの どうしてもと言うので 僕は椅子に座った。
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