プロローグ

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世界の全ての生命体は肉体に意識を宿して居り、意思を持って居る 下等な生命体は除いてな…   その中で全ての感情が完璧であり奸な思いが無く、折れる事もない全てを治められるとされる『至高の意志』なるものが誕生した   その意志曰く私は空間が二つに分けられる太古から存在していたのだと申す   普通肉体という器に意識を宿して誕生するのだがその『至高の意志』は意識と意思のみで当時から存在していたと曰く   して『至高の意志』は究極の器は在らぬか、朽ちて滅び往かぬ、傷を負いも死せぬ、そしてこの世の全ての力にも不可侵な究極の器は在らぬか、と来る日も来る日も常に求めていたのだと言う   『至高の意志』にとっては普通の誕生、凡器になど宿る迄も無いという事だ
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