お医者さまのハリーくん

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次の日も、ハリーくんの病院には10匹くらいの魚達がやってきました。 「ハリーくん。ハリーくん。頭が痛いんだ」 「ハリーくん。ハリーくん。空の光りが怖いんだ」 アンコウのアンちゃんがそういったように この病院にくる魚達はみな、深い暗いところでしか暮らすことの出来ない光りを知ることが出来ない魚達なのです。 それを知っているハリーくんは 「大丈夫。いつか必ず僕が治して光りを見せてあげるから」 と、言って頭が痛いといった、ナマズのマズーくんに針の注射をしました。 すると、やっぱりマズーくんもアンちゃんも元気になって、ハリーくんにお礼を言って、帰っていきました。 ハリーくんの針は、今日もみんなのために何本も減りました。
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