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・・・密林のさらに奥
青年は笑顔のまま丸太を降りた。
「あれ?ここにもいないのかよ?」
川の流れが速く、深いエリア。さっきより緑は少なくモス(背中に苔を生やしたブタ)が特産キノコを優れた臭覚を使い探している。どうやら異臭もない。「いないのなら先を進むまでだな!」
青年はまた歩き出し、奥の細い通路へと向かった。
・・が、
パス!!何かにぶつかった。
「な、なんだ!?」 周りを良く見ても邪魔な障害物はなく、後ろを見ると、メラルー(毛並みは黒。手癖せが悪い猫)
がアイテムポーチを持っていた。
「か、返せよ!そん中には!」
メラルーは携帯食料を取り出し、アイテムポーチを投げ捨てた。 カサカサカサ・・・!!
青年は急いでアイテムポーチを取ると慌てて穴を掘って逃げようとしたメラルーの足を取った。
「こんの~、バカ猫が~!」
メラルーが穴を掘るため置いた食料の箱をアイテムポーチに入れると、メラルーを睨んだ。メラルーはビクビクしている。
「・・・何か欲しい物があるなら頼めよな!」
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