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「号外ー!号外ー!」
威勢の良い少年の声を聴き、村人達は外にやってきた。
「へぇ…妾の姫君が謀反ねぇ」
「とんだ女狐ね。国王を誑かして、国の税を散財、か」
「冗談じゃねぇ。税は俺らから絞った金だろうよ」
「ちきしょう!こんな奴は火あぶりだ!市中引き回しだ!」
そうだそうだと、各々が喚く。
号外は国王に娶られた女性の話題だった。
「全く…税を使うとは、国王もだらしない。」
「そうだそうだ!もっとしっかりしてもらわなくちゃ」
「でも、そろそろ年だよなぁ国王様…」
「跡継ぎ様も、色白で細くて、なんだか頼りないよなぁ。」
「いんや、そうでもねぇでよ。ありゃ意外としっかりなさっとる」
一人の老人が異を唱えた。
みんなが其方を見る。
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