目覚め

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「やめて!」 その間に英姫が入る。 「なんてことするの!大の大人が、力の弱い老人を叩いて楽しいの?!」 「あぁ?なんだ小娘。俺たち役人にタテつくのか?」 「なんだなんだ?…お!けっこうな上玉じゃねぇか」 「へへっ…ちょうど良い。楽しませて貰おうじゃねぇか」 そう言って一人の兵士が英姫に手を伸ばす。 その手に英姫は噛み付いた。 「いっったぁっ!」「このガキ!」 怒った仲間の兵士が、英姫を捕まえにかかる。 その手を逆手に取り、英姫は兵士を引き倒す。 騒ぎを聞きつけた他の兵士がやってきて、英姫に刀を向ける。
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