chapter3        

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 ――そして、    小さい私が持っているのは―――   チリン チリン  ‥‥あれは赤いリボンを  通されたチェシャ猫の  ‥‥‥‥‥鈴‥‥‥‥  『よいしょっ‥‥‥‥』  なんだか手間取っているようだ。  『あっ‥‥もー‥‥‥』  リボン結びが苦手なんだろう。  『うんしょっ‥‥‥と、』  「‥‥‥‥‥‥」  『‥‥できたーー♪』  ―――――――――――  ‥‥‥そうか‥‥  ここは、チェシャ猫に  プレゼントした場所だった。  
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