chapter3        

12/25
前へ
/86ページ
次へ
 チェシャ猫  無くしてばっかで  忘れてばっかで  ゴメンね‥‥?  あなたはいつも  "僕らの為に泣いてはダメ"  そう言うけれど  ねぇ、やっぱり  泣かせて?  だって  大事なんだもの。  あなたたちがいたから  私は辛い事  乗り越えられた。  私はもう怯えなくていいんだって  幸せになっていいんだって  あなたたちが許してくれた。  私に笑顔をくれた  大切な 大切な  私の作り上げた住人たち。  もうこれ以上  私の為に傷つかないで  私の為を思うなら  私の歪みを吸い上げないで。  私を甘やかさないで‥‥。    
/86ページ

最初のコメントを投稿しよう!

712人が本棚に入れています
本棚に追加