MAY

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MAY

 急に君が夢に出て来て焦った。   僕は君の夢に出る事あるかい?   そして夜明けにすべてが覚めて、   急がし過ぎる日にこの身を投げる。   君の名前を呼ぶだけで、   身体の奥から波打って、   空に吸い込まれる様に、   僕の心は旅立てる。   いつまで…どこもに…   求めて彷徨うのだろう…      一瞬に鮮明に思い出される風景。   並んで歩いた街が胸に甦る。   見覚えのある道を辿って、   目を閉じたままで独り歩いた。   昔に戻りたいんじゃない…   やり直せるかどうかなんて…   そんなことはどうでもいい…   ただ気になって仕方ない。   勝手な自分を抑えられそうにないだけ。      君の声が聞こえる度、   頭の中が熱くなって、   言葉になりきれないものが、   胸を張り裂こうとしてる。   もう少し一緒にいたかった。   上手くやれるような気がした。   そんなことはどうでもいい…   ただもう一度会いたいだ。   笑ってくれれば、      僕の世界は救われる。    
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