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そんなボクは、小川の向こうに広がる田畑の中でも、キャベツ畑を眺めるのが生き甲斐だ。
キャベツ畑には、大好きなあの娘が居るからだ。
あの娘はいつも笑顔で楽しそうで、仲間達に囲まれている。
その笑顔を観るのが、ボクの幸せであり、生き甲斐なんだ。
ボクの周りには仲間なんて居ない。いつも独りぼっちだ。
そんなことは慣れているから自然なんだ。
周りに仲間が居ない理由は簡単だ。
ボクの体には千本の針が生えているからだ。
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