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「嫌だ………」
裸のまま、俺に抱き着く千草
恥ずかしく無いのか?
俺はすごく恥ずかしい
「まずは服を着なさい」
「だって、これなら少しはムラムラするでしょ?」
確かにな
でもな、俺には理性って言う名の鉄壁があるんだよ
「うん。でも、お前は手を出せないほどに大切なんだよ」
「はぅ…ずるいよ、その台詞は」
ゆっくりと俺から放れて服を着はじめる千草
「わ、私はどうしますかっ?」
「着なさい」
「…はい」
何を血迷ったか、こっちに来るミク
千草が泣きそうになってるし
「私は相手にされてないんだ…
やっぱり私なんて
やっぱり死ぬべきなんだ」
物騒な事言ってるし
「来ました…何から始めればっ…!」
「だから……あ、そゆ事」
要するに、「着なさい」と「来なさい」を間違えた訳か
「ゴメン、言い方が悪かったよ
服を着なさい」
んで、そこは死のうとしない
「千草、おいで!」
「え…?でも私、邪魔…「じゃないから、ほら」
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