1匹目、名付け親になりましょう

15/19
前へ
/595ページ
次へ
「嫌だ………」 裸のまま、俺に抱き着く千草 恥ずかしく無いのか? 俺はすごく恥ずかしい 「まずは服を着なさい」 「だって、これなら少しはムラムラするでしょ?」 確かにな でもな、俺には理性って言う名の鉄壁があるんだよ 「うん。でも、お前は手を出せないほどに大切なんだよ」 「はぅ…ずるいよ、その台詞は」 ゆっくりと俺から放れて服を着はじめる千草 「わ、私はどうしますかっ?」 「着なさい」 「…はい」 何を血迷ったか、こっちに来るミク 千草が泣きそうになってるし 「私は相手にされてないんだ…  やっぱり私なんて  やっぱり死ぬべきなんだ」 物騒な事言ってるし 「来ました…何から始めればっ…!」 「だから……あ、そゆ事」 要するに、「着なさい」と「来なさい」を間違えた訳か 「ゴメン、言い方が悪かったよ  服を着なさい」 んで、そこは死のうとしない 「千草、おいで!」 「え…?でも私、邪魔…「じゃないから、ほら」
/595ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9994人が本棚に入れています
本棚に追加