拾っちゃいました。(Prologue。)

6/9
前へ
/595ページ
次へ
「まぁ、そんな所です」 「そうなんだ。」 どうしよう。 聞いたはいいが、ご飯が食べ辛い まだ少ししか手を付けてない弁当 お腹を空かせた相手の前で食べる程無神経ではないし 「お弁当、食べる?」 「……えっちな事がしたいなら無理矢理にでもしたらどうですか?」 諦めた目でこっちを見た 「どうせ断ってもダメなんでしょ?」と呟く どこまでも人間不信。 冷めた目で俺を眺めるように見る 「違ってば。  何もしない。約束する  その約束の上で、食べていいよ」 「……どうせ喰べれるなら食べますっ!」 襲わないし、何もしないから。 むしろする度胸がないから。 と言っても信じて貰えないだろうし 無言で弁当箱と箸を差し出した
/595ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9994人が本棚に入れています
本棚に追加