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<結菜>
(私の…気持ち…?)
泣きながら考えてみた。彼との思い出がグルグルと頭を駆け巡る。
「…そっか。私…」
と言って立ち上がった瞬間だった。
雄輔からの電話…
「何てタイミング…」
そう呟きながら電話に出た。
雄輔の声を聞いたら何故か涙が出た。
(雄輔…苦しいよ…)
一方的に電話を切られた後…しばらく考え込んでいた。
「…雄輔。きっと心配してくれてんだよね。話さなきゃ…」
ベッドに倒れ込み泣きながら目を閉じた。
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