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<雄輔>
「な…んで 何で泣いてんだよっ!」
(お前に泣かれたら…どーしたらいいかわかんねぇじゃん…)
「何でこんなにアイツの事気にしてんだろ…」
(…結菜の事。 好きなのか?)
ベッドに突っ伏して呟く。愛用の抱き枕を抱え自問自答する。
「少なくとも結菜はオイラにとって大事な奴に代わりはない。でも…大事ってどう大事なんだ?」
(わかんねぇ…)
頭を抱える。
「オイラは結菜にどうあって欲しいんだ?」
急に立ち上がる雄輔。テーブルの上に置いた鍵と財布だけを持って部屋を飛び出した。
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