ヒマワリ

4/14
255人が本棚に入れています
本棚に追加
/74ページ
雄輔が向かった先は… 近所の花屋だった。 雄輔「おばちゃん!」 店主「あら…雄ちゃん。いらっしゃい。どうしたの?そんなに慌てて…」 雄輔「あ…あのさ。ヒマワリ…ある?」 店主「ヒマワリ?あるけど…どうしたの?彼女にでもあげるの?」 ニッコリ微笑む店主の顔を見て赤くなる雄輔。 雄輔「かっ…彼女とかじゃなくてっ!ただ…元気になって欲しい人にあげたくて…」 店主「そんなムキにならなくてもいいじゃない(笑)貰った人が笑顔になるようにしてあげるからチョット待ってて」 ニッコリ微笑むと店主はヒマワリとオレンジ色のガーベラを取り、カワイイ花束を作ってくれた。 店主「ハイっ。でーきたっ」 満面の笑みで雄輔に手渡すと 店主「雄ちゃん。アナタならきっと元気にしてあげられるから。さっ早く持って行ってあげて?」 雄輔「おばちゃん…ありがと」 差し出された電卓を見つめ代金を支払い、照れ臭そうに笑う。 店主「ほら、早く行きなさい。お花達も早くその人にパワーをあげたかってるから」 雄輔「わかった。ありがとね!」 ニッコリ微笑むとまた雄輔は駆け出して行った
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!