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雄輔が向かった先は…
近所の花屋だった。
雄輔「おばちゃん!」
店主「あら…雄ちゃん。いらっしゃい。どうしたの?そんなに慌てて…」
雄輔「あ…あのさ。ヒマワリ…ある?」
店主「ヒマワリ?あるけど…どうしたの?彼女にでもあげるの?」
ニッコリ微笑む店主の顔を見て赤くなる雄輔。
雄輔「かっ…彼女とかじゃなくてっ!ただ…元気になって欲しい人にあげたくて…」
店主「そんなムキにならなくてもいいじゃない(笑)貰った人が笑顔になるようにしてあげるからチョット待ってて」
ニッコリ微笑むと店主はヒマワリとオレンジ色のガーベラを取り、カワイイ花束を作ってくれた。
店主「ハイっ。でーきたっ」
満面の笑みで雄輔に手渡すと
店主「雄ちゃん。アナタならきっと元気にしてあげられるから。さっ早く持って行ってあげて?」
雄輔「おばちゃん…ありがと」
差し出された電卓を見つめ代金を支払い、照れ臭そうに笑う。
店主「ほら、早く行きなさい。お花達も早くその人にパワーをあげたかってるから」
雄輔「わかった。ありがとね!」
ニッコリ微笑むとまた雄輔は駆け出して行った
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