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(…雄輔 どーいうつもりなの?)
2人は雄輔の車に乗り込んだ。
雄輔はタバコに火を点ける。
結菜は俯いたまま、雄輔はボーっと前を見つめていた。
タバコを消し、雄輔が煙と共に想いを吐き出した。
雄輔「強がんのもいいけど…弱さも見せねぇと…潰れちまうべ?」
雄輔のコトバが痛かった。
我慢していた涙が頬を伝い握りしめていた手に落ちる。
(ヤバい…これ以上一緒にいたら泣いちゃう)
結菜「…ホントに大丈夫だから。とりあえず今日は帰ろ?」
雄輔「…そだな。時間も時間だし。帰るか」
結菜「雄輔ごめんね…心配かけて」
雄輔「気にすんな。じゃ…帰るぞ?」
結菜「うん」
雄輔は車を結菜の家へと走らせた
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