この世には何もない。

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爽快でも何でもない朝。 それはいつも唐突にやって来る。 夢だけ見て生きていたい。 君だけに限らず皆が考えている事だろう。 夢に限界はない。 空を自由に飛ぶ事だろうと、普段モテない男が、妄想に過ぎない理想の女と“ヤル”事だろうと、夢だけ。夢の中だけなら、それはその個人の自由だ。 朝起きると意味もなくこんな事ばかり考える。 だがその日は違った。 そうだろう?
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