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鼻先が当たりそうな程近い距離にある金田の眼は、これ以上無いくらい見開いてて頬は真っ赤だ。
(初々しくてやっぱ可愛いわ、コイツ)
「な、何言ってんすかっ?!冗談止めて下さい!」
オロオロしながら泣きそうな顔。
俺から離れようとジタバタと足掻くから、余計混乱させたくて背伸びして金田の首に腕を絡めて抱き付いてやった。
「 !!!っ 」
「冗談なんかじゃないよ。だって可愛いんだもん、金田。女の子みたい」
「なっ?!馬鹿な事言わないで下さい!ちょ、いい加減離れて…」
怒鳴ってる途中で金田から離れたら、何故かビックリされた。
「あのさ、」
「…なんですか」
「俺と付き合ってくんない?」
満面の笑みで告白したら、もっとビックリされた。
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