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満月の夜
月を見つめたたずむ美しい彼女
そっと踏み出すピエロじゃない僕。
少し月明かりが恨めしく思う
もっと暗かったなら…
でも決意したんだ素顔の自分で会うと!
一歩づつ踏み出し高鳴る鼓動を必死で抑えた。
彼女が振り向いた
少し驚いた顔
「こんばんは」と声をかけると
ふっと微笑んで彼女が答えた
「こんばんは」
笑顔の二人が見つめ合う
満月が優しく二人を照らし出した
手を取り
二人は踊る
もう、
つまづいても怖くない…
もう、
素顔でも怖くない…
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