満月

4/4
前へ
/4ページ
次へ
満月の夜 月を見つめたたずむ美しい彼女 そっと踏み出すピエロじゃない僕。 少し月明かりが恨めしく思う もっと暗かったなら… でも決意したんだ素顔の自分で会うと! 一歩づつ踏み出し高鳴る鼓動を必死で抑えた。 彼女が振り向いた 少し驚いた顔 「こんばんは」と声をかけると ふっと微笑んで彼女が答えた 「こんばんは」 笑顔の二人が見つめ合う 満月が優しく二人を照らし出した 手を取り 二人は踊る もう、 つまづいても怖くない… もう、 素顔でも怖くない…
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加