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……以上が今、私とコーラルが頑張っている理由です。
それにしても……。
「それらしい魔法はあるんですけど……」
「そのものズバリ、がないんですよねぇ～……」
と、机にへばりついてうなだれるコーラル。
鷹乃さんのメモと似た魔法やマジックアイテムはいくつか見つけましたが、どれもこれもその本とは明らかに違う……。
私とコーラルは朝から休み時間の度に書庫に降りて、調べて調べて調べまくっていると言うのに……。
……さて、私も机と同化したいところですが。
「コーラル、とりあえずここまでにして行きましょう。お昼休み終わっちゃいます」
そう、今は貴重なお昼休み。
お昼休みを捨ててまで頑張っているんだから鷹乃さんには何かご褒美でもいただきたいところです。
「はいぃ……」
ゆっくり起き出すコーラルの腕をつかみ、引きずるように外へ。
なにかお腹にいれておかないと持ちません。
なんたって次の授業は久々のまともな模擬戦。
しかも……。
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