*帰ってきた勇気の炎*

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  「それにしてもミア。ずいぶんと長く出番なかったですね」   「出番……? まあ……いろいろあって。とくにあいつが」   そう言って指差す先には……。     「ぐえ……」   「助けて……」     人だかりの中心で圧殺刑を受けているバカ二人。 〝男子三日会わざれば刮目して見よ〟みたいな言葉もありますが、まさにその通り。 バカに磨きがかかっています。 もう一人は普通っぽかったのになんかもうバカばっか。 コーラルそんなバカ二人を不思議そうに見ながら。   「ルナさんに男子の知り合いがいたなんて……」   と、心底不思議そう。 コーラルや。 私はウジ虫の知り合いはいませんが……。     「うおぉぉぉぉいっ!?」     すると人だかりの中心から声が。 うるさい……。
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