開かれないプレゼント

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エリオ「わっごめん!別に変な気持ちでこんなことしたんじゃないんだ」 キャロは疑問におもいつつも今の状況をゆっくり確認した。 そう…エリオはキャロの手を宝物を包み込むように握っていたのだ キャロ「いいよ!きにしなくて…落ちついて、自然なきもちでいられたから」 (だからあんな夢みたのかな…) エリオ「でもごめん!こんどは気おつけるから」 キャロはそんなエリオを眺めながら自分でも信じられない言葉を発していた キャロ「…その…もう一度…あの‥手を握っていてほしいな…」 エリオ「えっ?」 キャロ(女の子になんかいもいわせないでよ) とおもいつつキャロは顔を真っ赤にしながら… キャロ「エリオくんに…そばにいて…手を握っていてほしいの…いや?」 キャロは真っ赤な顔で涙目になりながら上目ずかいでリスのようにかたりかけていた エリオ「喜んで…」 そんな甘い空間のなか、病院の狭い一室でふたりは夜までかたりつづけていた…手を握りしめて。今のこの時間を忘れないように…
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