開かれないプレゼント

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しばらく時はながれ聖なる夜にクリスマスに近ずいていた 2人はいつものようにお昼休みに学校の保健室にいた キャロ「最近寒くなったね…」 エリオ「もう12月の末だから…そろそろ雪も降り始めるかもね」 キャロ「クリスマスにふるといいね…雪」 そんな甘い空間をつくりながらエリオが少し違うようすで口を開いた エリオ「キャロ…あのさ…クリスマスに…その」 キャロ「?クリスマスに?どうしたの」 エリオ「その…お互いプレゼントとか…交換しない?」 キャロ「あっそれいいね♪あと一週間もないし、急いで買わないとね…」 そんな2人を眺めながらリンディは無言で考えごとをしていた その日の放課後…館内放送が鳴り響いた。 《○年×組に在籍のエリオくん至急進路相談室におこしください》 エリオ「ん?なんだろ~急いでいかなきゃ」 それがこれからの運命を狂わせる、出来事の些細なきっかけの1ページになることは今の彼には到底おもえなかった… 運命の狂った歯車が重々しく動き始めていた
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