1997人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
「その精神病院に送られた友人達の話によると、A山スキー場でも一番難関なコースを滑っていた時に遭難したらしい。
彼女達が山をさまよい歩き続けると、吹雪の向こうに山荘が見えてきた。
雪奈は真っ先に山荘に近づいて、助かったと叫んだそうだ。
そして、ドアを開けてしまった。
…
彼女の死体はミンチ状になっていたらしい。つまりひき肉さ。ハンバーグのような肉の塊になっていた。
それを行ったのが、胴体だけの女だということだ。
ドアが開けた瞬間6本の足が雪奈をさらい、彼女をメッタメタに踏み潰した。
彼女は頭を割られる前にこう叫んだらしい。
「やめてよ汚わらしい蝶のくせに!!」
その瞬間胴体しかない女は顔を歪めて怒りだした。
彼女達の1人があまりの恐怖にバーンッと山荘のドアを閉めて、その10分後にまた山荘のドアを開けると、そこには…
そこには鱗粉にまみれたミンチ状の肉の塊が残されていた…。」
最初のコメントを投稿しよう!