-京都へ-

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翌日、ケンに起こされた。「ん…。もう朝?」目をこすりながらケンに聞く。 「あぁ。9時半。」 「えっ!?もぅ?」 「出る時間は10時ゃで」 と腕時計を見ながらケンは言った。 「ちょっと待って」 と慌てて顔を洗い、髪をとき、着替えた。 それを見ながらケンは悠長に煙草を吸って、笑ってた。 「準備できたで。」 「んじゃそろ②行こっか。」と言い、フロントに電話した。 電話を切り終えるとケンはぅちに寄ってきた。 「あと、これ。」と1万5千を渡してきた。 「えっ!?何?なんで?」 訳のわからないぅちはケンに訪ねた。 「これは、昨日のお礼」笑って言うケン。 「あっ、ありがと」 「そんなありがとって言う事ないって。俺の気持ちゃし。気にすんな。」 そう言って、ケンはぅちの手をひき、車まで行った。 車に乗って、京都方面に走った。 「さぁ~って。京都までドライブやぁ。」ハイテンションのケン。 「せゃなぁ。あっ、後これからお世話になります。」ってぅちは言った。 「おぅ。任しとけ。」 って、京都に着くまでにケンと色々喋った。 ケンの仕事の事、ケンの友達…いっぱい喋ったし、笑ったりした。 ケンの家に着いた。 場所は、京都駅からかなり近いトコやった。 ケンは帰ってすぐ、冷蔵庫を開け、残り物で焼きそばをささっと作った。 ぅちは、スゴッって見てた。 「いただきまぁ」二人の声が重なって、二人で笑い、二人で美味しく食べた。 その日はケンと一緒にお風呂入って寝た。
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