32人が本棚に入れています
本棚に追加
ケンのやってる闇風俗は、女の子がテレクラにかけて客を取って、待ち合わせ場所に行き、ホテルに行ってHをする簡単な物だった。俗にいう"援交"
ぅちはケンの車で女の子のキャッチ場に向かった。
キャッチ場は、一カ所に決められていた。
時間通りにケンが来るのを女の子達は待っている。キャッチ場に着き、しばらくしたら女の子が来た。
「おはよ。」
女の子は、背は普通で大人っぽかった。
名前は彩だった。
「おはよぉ。こいつ、今日から働く幸な。」
とケンはぅちを紹介した。「よろしくお願いします。」
とぅちは、挨拶をした。 「そんな固ならんでええやん。タメ語でええでぇ。」
彩は前から友達みたいな感じで喋ってきた。
「あっ、カナミ来た。」
しばらくしてカナミって子が来た。
何も言わずに車に乗り込んできた。
「おはよ。」
ケンが挨拶するけどカナミは無視してた。
しばらくしてカナミは車から降りて公衆電話のトコに行った。
「うち、あの子嫌いやねん。愛想悪いやん。ってか、伝言いれよや。」
って彩は伝言を入れ初めた。
伝言を入れ終わり、彩が尋ねてきた。
「伝言入れるトコ知っとる?」
「知らんでぇ。」
「やっぱり。あんなぁ、これにかけんねん。んで、伝言聞いてかけてくるオッサンおるからそん時、ケータイ鳴るからそんで取るねん。んで伝言鳴るまでの間これにかけんねん。」
って言ってノートに書いたいくつかの番号を見せてきた。
全てフリーダイアル。
全てテレクラ。
ぅちは、彩の言われたようにやってみた。
「ある程度したら慣れるから大丈夫やでぇ。」
笑ってそう言い、彩はカナミとは離れた向かい側の公衆電話のトコに行った。「彩、ええ奴やろ?それに比べてデブ、いやカナミは無愛想。客取れへんねんあの子。昨日言うた動かん奴ってのはカナミの事やで。まっ、気にすんな。」
「しゃ~ないんちゃう?なんかしょっばなからあんな態度されたらぅちだって仲良くなりたいトカ思わんわ。」
って言い切ったと同時にさっき彩が言うてたように伝言入れたトコから電話がかかってきた。
「はい。」
恐る恐る出た。
「伝言聞いたよ。今からでいいんやね。今から2別でいい?あっ番号は…」ひとしきり喋って客は取れた。
「初の客かぁ。頑張れや。んで、オッサン番号言うてきたやろ?かけんねん。素人で、闇風俗って気付かれんように待ち合わせ場所まで来させるんやで。」
最初のコメントを投稿しよう!