32人が本棚に入れています
本棚に追加
ってケンはアドバイスをくれた。
「了解や。」
って笑顔で返し、オッサンに電話をかけた。
ちゃんとさっきのオッサンやった。
「後、5分ぐらいで着くよ。」
「わかった。」
って電話を切った。
「んでなぁ、ホテル入ったらメールで何処のホテルの何号室か俺にメールすんねん。 んでこれアド。」ってケータイを渡してきた。
ぅちは、登録して空メを送った。
んでオッサンから着いたって電話あったから待ち合わせんトコに行った。
「幸ちゃん?」
オッサンが声をかけてきた。「うん。」
笑顔で答えた。
この笑顔は偽りで営業スマイルやった。
オッサンは慣れた様子で安いホテルに入ってった。
ホテルに入ったらすぐオッサンは金を渡してきた。
約束通りの2万円。
「ありがと。」って受け取った。
「適当に何か飲み物頼んどくね。」
「ありがと。あっ、ちょっとトイレ行くね。」
何かあったらアカンから鞄を持ってトイレに入った。 トイレ内でケンにメールした。
何食わぬ顔で部屋に戻った。
オッサンはチャンネルをカチャカチャと変えてた。
「面白いAVないやん。」ってふてくされたように言った。
「面白くなくったってええやん。うちがおるんやし。映像の女より、生身の女の方がいいやろ?」
もち、これは営業トーク。 「せやなぁ。幸ちゃんがおるからAV関係ないやんなぁ。」
オッサンは鼻の下をのばしてデレデレしていた。
"キッショ"そう思ったけど笑顔でいた。
フロントから頼んだ飲み物が来て、一緒に飲んだ。
「シャワー行こっか。」
「うん。」
そう言い、オッサンとシャワーを浴びた。
そして約束のHをした。 別に何とも思わなかったし、気持ちいいトカも全く思わなかったけど演技してた。
オッサンは果てた。
ぅちは果てるふりをした。
「よかったよ。これ。」
オッサンはチップを2万もくれた。
「いいの?」
驚いたふりをする。
内心は"バカやん。オヤジ"って思ってた。
「いいの。気持ち。」
「ありがと」
ってぅちは言ってチュウをオッサンの頬にした。
オッサンは喜んでくれてた。ホテルを出て、オッサンが見えんくなってからケンに電話した。
ケンはさっきの場所おるからって言ってた。
そしてさっきの場所に帰りケンの車に乗った。
カナミは公衆電話の中にいた。
「おつぅ。」
「ホンマおつやわぁ。って彩は?」
「彩は客。」
最初のコメントを投稿しよう!