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翌日、朝早く起きて、服を買いに行った。
仕事は昨日と同じ事繰り返してた。
途中、伝言だけ入れて彩と喋ってた。
「幸ってさぁ、化粧せんのん?」
彩が不思議な感じで聞いてくる。
「化粧?したことないからわからん。」
「そかおいで。ケン、コンビニ行ってくるわぁ。」
「了解。」
ぅちと彩は連れたってコンビニに行った。
彩は本のコーナーのトコに連れてきた。
「これ。読み。」
そう言ってEggを渡してきた。
キョドってるぅちを見て、笑いながら彩は言った。「これな。化粧の仕方載ってんねん。ほら。」
化粧の仕方のページを開く。
「ホンマやぁ。」
「やろ?んでこっちきぃ。」
彩にそう言われ今度は化粧品コーナーへ。
「う-ん。これとこれとこれ。」とファンデ・マスカラ・チーク・眉ペン・眉を整えるセット・ライナー・メイク落とし・鏡をカゴの中に入れた。 「これでできるわぁ。」
「ありがと」
「構わんって。後でやったるわぁ」
そう言い、レジに持ってき、ケンの車に戻った。
「よ-け買ぅたなぁ。」
「ええねん。これから幸に化粧すんねんから。」
「幸は化粧したら変わるやろなぁ。」
「やろ?変わるやんなぁ。」
しばらくして化粧が完成した。
「できたぁ。見てみ。」
とさっき買った鏡を開いて見せてくれた。
「全然ちゃうやん。」
化粧したぅちの顔見てぅちはビックリした。
「そっちのがええで。なっケン。」
「ん?ホンマや。彩、化粧上手いもんなぁ。」
「やろ。」
ケンと彩はぅちが初化粧して変わったんを喜んでくれた。
そしたら客が凄い喜んでくれて「大人っぽいなぁ」って言うてくれて嬉しかった。
その日の仕事も終わり、いつものようにケンの家に帰った。
でも、ケンの様子が違った。
家について話したりして、ケンは目があった瞬間、そらしてしまう。
「どないしたん?」
不思議に思ってケンに尋ねた。
「もぉ~幸、うとい。」
そう言い、ホテル行った時みたいに後ろから抱き寄せてきた。
「幸の事好きやねん。まだ俺の事知らんし、考えてくれてもいい。」
ぅちは唐突なケンの言葉にビックリし、何も言えなかった。
「なぁ…したい。こんなんでするトカおかしいかもしれん。でも今すぐ幸としたいねん。」
それを聞き、"体か"って思ったけど気持ちとは裏腹に服を脱いだ。
久々のケンの温もり。
暖かかった。
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